振動刺激や電気刺激について

脳卒中の後遺症の一つである、【痙縮】に対して振動刺激や電気刺激が有効です。

脊髄にある細胞が、脳からの制御を失って興奮してしまった状態を振動刺激を用いて、筋肉を介して感覚を入力すると、脊髄の興奮性を抑制することができるといわれています。

私たちは通常、筋肉は常にある程度の張りを持っている状態になります。

しかし脳卒中後には、

一定の範囲を超えてしまい、張りが過剰に強くなったり、逆に弱くなってしまったりすることがあります。

一定の張りがなければ、筋肉を動かすことができなくなってしまうことで運動麻痺に強く影響を及ぼしていることもあるのです。

そのため筋肉の張りを自らの意志でコントロールできるように練習することが、とても大事なんです。

リハビリテーションでは、自分の身体がどのような状態になっているのかを正しく認識することが必要です。

しかしながら、筋肉の状態が通常と異なる状態で動きの練習を行っていくことは、間違った運動の学習を招いてしまうリスクがあります。

そのため、筋肉の張りをまずコントロールする練習を行う必要がありますが、脳から筋肉の張りを調整する脊髄細胞への指令困難な場合が多いです。

結果として、脊髄の細胞は抑制を失い過剰に興奮した結果、筋肉の力が抜けない、硬くなってしまうといった状態になります。

ストレッチも大切ですが、まずは筋肉の張りを調整している神経に対して、働きかけることが重要です。

一つの方法として振動刺激が有効であると考えられています。

振動刺激+電気刺激+運動療法

足が突っ張ってしまう一つの病態に内反尖足があります。

ふくらはぎにある下腿三頭筋が、伸びると縮むという反応が強くですぎていることが原因の一つです。

その問題に対して、行うリハビリテーションは下腿三頭筋をしっかりと収縮するということです。

一つのリハビリテーションの例

  1.  振動機器を使用して、下腿三頭筋の伸張反射を抑制する
  2.  足首を持ち上げる筋肉に対して、電気刺激を行う
  3.  同時に足首を上げる運動を練習する

こういったトレーニングをまず行うことが必要な場合があります。

また、その後には歩行を安全に行うために、足首の練習を行っていきます。

つまりその後に歩き方の練習を行わなければ、意味がなくなってしまうわけですね。

✔️歩き方を忘れてしまった

✔️足が動かないから歩くのが怖い

✔️足が突っ張ってしまい歩きにくい

✔️手の強張りがつらい

こういった悩みをお持ちの方はぜひ一度ご相談いただければ、一緒に身体の状態に合わせたトレーニング内容を考えていきます。

最終的には脳が筋肉のコントロールや体の動かし方を覚えることが非常に大事です。

それには、どうしても時間がかかってしまいます。

変化は少しづつ身体に起こっていきますし、脳へも変化が起こっていくといわれていますので改善を諦めずに一緒に頑張りましょう!