Machine Pilates
ピラティスリフォーマーで低負荷から中負荷までの運動を、通常は行うことが難しい方でも反復して行える。
筋肉を反復してストレッチをかけることで、通常より高い効果が期待できる。
Motor control
効率的に筋肉を使うことで、
「モーターコントロール」を獲得し、
思うように身体が動かせない生活からの卒業を目指します。
またピラティスは生活の質を高めてくれる。
ピラティスを行う目的として、
①姿勢を変化させる
②動きを変化させる
ために、筋肉を鍛えるためのトレーニング、そして身体を根本から変えていくために脊柱・関節の位置と動きを整えるために行います。
ピラティスのメリット
「姿勢が悪いのは知ってるけどどうしたらいいかわからない」そんなお悩みありませんか?
ピラティスは「自分のイメージ通りにからだを動かす力」を取り戻すのに、有効なアプローチとされています。
動きや姿勢を変えるためには、関節や筋肉を“思い通りに自分で動かす”練習が大切なんです!
ヨガとの違いは
大きな違いは、“常に動きながら行う”という点です。またヨガは腹式呼吸で副交感神経活動を高めリラックスするのに対して、ピラティスは主に胸式呼吸で呼吸を整えた中で交感神経活動を高めて、からだの軸を伸ばしたり、関節の正しい動きを覚えていきます。
脳卒中後に手足がこわばる原因
いざ手足を動かそうとするとこわばってしまうという経験はありませんか?
私たちはまず姿勢や動きをイメージ(予測)しています。しかし実際に動くと、イメージ通りに動けていなかったあり、イメージできていなかったりします。運動イメージを正確に行い、イメージとギャップなく動けると実感が大切です。イメージが間違っている、筋力不足、関節可動域の問題、などがあるため予測通りに動けず運動が続かない、考えすぎて動けなくなるなどの悩みにつながります。
ピラティスマシンを使うと…
マシンピラティスはとても簡単です。
免荷から少しきつい負荷まで幅広く、安全にかつダイナミックに行うことができ、とても気持ちが良いです。
そして、あくてぃぶリハでは6つのチェックポイントから自分の体を思い通りに動かす力を高めていき、思うように動けないことに悩まないカラダづくりをサポートします!
脳梗塞後遺症へのピラティスの効果
ピラティスを行うことで、脳梗塞後遺症にどんな影響があるのか?をご紹介します。
①バランス能力の向上と歩くスピードの改善
脳梗塞後遺症におけるピラティスの下肢の機能への効果として、
- バランス能力の改善
- 歩行速度の改善
の2つが報告されています。
まだ報告数自体が少なく、今後さらに報告が増えると考えられます。
当施設では、歩行速度の改善が必要な場合やバランス能力の改善が必要な場合に、ピラティスをリハビリメニューの一つとして提供することがあります。
歩行速度・歩幅の改善
8 週間のピラティスエクササイズプログラムが、
Roh S, Gil HJ, Yoon S. Effects of 8 weeks of mat-based Pilates exercise on gait in chronic stroke patients. J Phys Ther Sci. 2016 Sep;28(9):2615-2619.
脳卒中後の患者の歩行能力の改善にプラスの影響を及ぼし、
トレーニングの強度を調整することで、さまざまなレベルの身体障害を持つ脳卒中後の患者に介入を適用することができました。
リハビリのプログラムの一つにマットピラティスを組み込むことは、通常のリハビリよりも高い効果をもたらす可能性があります。
上肢の機能を改善させるために有効なリハビリになりうる可能性がある
よく行われる、両手を合わせて手を上げる運動や手を伸ばす運動ですが、
この際にピラティスリングという道具を用いた場合、
患側の僧帽筋、三角筋前部、上腕三頭筋、両側の上腕二頭筋が合掌による活動時より有意に高いことや、上肢の協調的な動きに良い結果が得られた。
Lim KM, Jung J, Shim S. The effect of bilateral trainings on upper extremities muscle activation on level of motor function in stroke patients. J Phys Ther Sci. 2016 Dec;28(12):3427-3431.
当施設においても、ピラティスリングを用いたリハビリを行っています。
海外ではよくクリニックに設置されており、リハビリの中で用いられることがあるピラティスマシンですが、脳梗塞の後遺症にも有効な可能性があります。
国内でも珍しく、当施設ではマシンピラティスを自費リハビリの中で併用して
あなたの動きの改善をサポートさせていただき、再びやりたいことを行える体を取り戻すことに全力を注ぎます。