こんにちは!

いつもみていただきありがとうございます。あくてぃぶ代表、脳卒中認定理学療法士の戀田祐司(こいだゆうじ)です!

今回は、筋電図フィードバックについて解説していきたいと思います。

筋電図バイオフィードバックって何?

筋電図バイオフィードバックは、リハビリテーションにおいて有用なツールですが、あまり馴染みがないかと思います。

この技術は、筋肉の活動を計測し、実時間でその情報を個人にフィードバックすることで、筋力の向上や運動制御の改善をサポートします。

皮膚表面にはった筋電図センサーを使用して筋肉の活動電位を計測し、視覚的に筋肉が働いているか?を確認することができます。

筋電図バイオフィードバックは、様々な状況で活用できるのですが、
例えば、脳卒中やスポーツ障害のリハビリテーションにおいて、正しい筋肉の活動を促進するために使用されます。

また、動作分析の場面であったり、姿勢の分析や運動パフォーマンスの向上にも役立つツールです。

この技術の一番の利点の一つは、リアルタイムに本人にしかわからない筋活動の情報を、共有でき、視覚的なフィードバックによって筋収縮における自己認識を高められるという点にあります。

筋肉の活動状態を可視化することで、無理な努力をしていないか、また力の入れ方を把握することができます。

これにより、効果的な運動制御の練習や筋力トレーニングを実現できると考えています。

筋電図バイオフィードバックは、脳卒中後のどんな症状に有効なのか?

筋電図バイオフィードバックは、慢性期(6ヶ月以上経過した)脳卒中患者の上肢機能改善に効果的であった。手指の運動機能の改善に効果的だったが、FIM(日常生活活動の点数)の改善に有効だとは言えなかった。

Kim JH. The effects of training using EMG biofeedback on stroke patients upper extremity functions. J Phys Ther Sci. 2017 Jun;29(6):1085-1088. 

FIMは回復期病院でアウトカムとされる日常生活をスコア化したものですが、手指の運動機能が改善することで大きな点数の向上は見られない、という特徴があるため今回は有意な差を認めなかったようですが、筋電図バイオフィードバックは、上肢の運動機能を改善する可能性があるかもしれない、という方法になります。

そして

リハビリテーショントレーニングと組み合わせた筋電図バイオフィードバックは、上肢の運動機能を改善し、脳卒中後の肩手症候群患者の痛みを軽減するための最良の理学療法である可能性がある。

Feng S, Tang M, Huang G, Wang J, He S, Liu D, Gu L. EMG biofeedback combined with rehabilitation training may be the best physical therapy for improving upper limb motor function and relieving pain in patients with the post-stroke shoulder-hand syndrome: A Bayesian network meta-analysis. Front Neurol. 2023 Jan 10;13:1056156. 

といったさまざまな研究から検証された報告でも、筋電図バイオフィードバックが上肢機能の改善や痛みの改善に有効である可能性が示唆されています。

バイオフィードバックを行う際には、通常のリハビリの中で行われることが多いため、併用することでより高い効果が期待できると考えています。

また上肢だけでなく、下肢のよくある症状「下垂足」にも有効性が報告されています。

16 人の虚血性脳卒中患者を対象対象とした研究では、筋電図バイオフィードバックが筋力を増加させ、脳虚血後の片麻痺および下垂足の患者の機能的運動の回復を改善することを確認しています。

Intiso D, Santilli V, Grasso MG, Rossi R, Caruso I. Rehabilitation of walking with electromyographic biofeedback in foot-drop after stroke. Stroke. 1994 Jun;25(6):1189-92.

という報告や、

EMG バイオフィードバックが足首背屈筋力の改善において従来の治療単独よりも優れている

Moreland JD, Thomson MA, Fuoco AR. Electromyographic biofeedback to improve lower extremity function after stroke: a meta-analysis. Arch Phys Med Rehabil. 1998 Feb;79(2):134-40.

とされており、使い方によって非常に有効な方法の可能性があります。

デメリットはないの?

体に何らかの害を及ぼすようなデメリットはありません。

ただし筋電図の中には、針筋電図という刺すタイプもありますが、一般的に臨床で用いられるのは、

表面筋電図と呼ばれる皮膚の上にセンサーを設置するものであるためそのようなデメリットはありません。

しかし、皮膚を介して計測されるものであるため、特定の筋肉以外の近くにある筋肉の情報を拾ってしまうこともあるため適応には注意が必要なこともあります。

そして、「コスト」の問題で一般的に病院やクリニックに設置してあることは少ないです。

当店では、簡便な筋電図としてTS -myoを導入しており、リハビリの中で積極的に活用しています。

※トランクソリューション株式会社 TS-MYO https://ts-myo.com

動作時に力が入っている感覚がなくても、このような形で視覚的に筋活動を共有できるため、「筋緊張コントロール」に有効であると感じています。

まとめ

今回は筋電図バイオフィードバックというあまり聞きなれないリハビリについて解説させていただきました!

使い方によって、リハビリの効果を底上げしてくれるそんな可能性がある方法だと思っています!

視覚化とリハビリ内容の共有が脳卒中後遺症に対するリハビリにおいて重要だと考えて、当店でも積極的に活用しています!

最後まで閲覧いただきありがとうございました!

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