いつも見ていただきありがとうございます!

みなさん姿勢制御ってよく聞く言葉ですし、よく使う言葉ですよね…?

でもこれってなんかざっくりと

若手PT

姿勢を制御する力のことなんでしょ?

なんて感じじゃないです?

実際自分自身も、そんなイメージで言葉にして説明はできなかったんですね…。

そこで出てくるのが「予測的姿勢制御」とか「随伴的姿勢制御」とか…、勉強会に行っても予測的姿勢制御ができていないから〜といった説明で困惑した方も少なくないと思うんです!!(私ですね)

ですので、

この記事を通して、これを読み終えた時には、

  • 姿勢制御についてざっくりわかる

状態になっていると思います!

ぜひ最後まで読んで一緒に勉強してきましょう!

ところで、姿勢制御って何?

まずは姿勢制御って何をしていることか知らないと始まりません。

そのためまずは姿勢制御って何をしているのか?をできるだけわかりやすく解説していきます。

まず姿勢制御とは…

空間で身体位置を制御する能力


田中繁 他:モーターコントロール原著第5版  研究室から臨床実践へ.医歯薬出版.2017

だと定義されています。

姿勢制御の中身について!

その内訳には、

  1. 姿勢の定位(Postural Orientation):これは体の各部分間(アライメント)および体と環境との間(多重感覚入力を使用)の適切な関係を維持する能力です。特定のタスクをしながら行う能力がこれに該当します。
  2. 姿勢の平衡(Postural Equilibrium):これは自己開始または外部からの刺激に対して体の重心を安定させるための感覚運動戦略の調整です。
  3. 姿勢の安定性(Postural Stability):これは上部頸椎、視覚、前庭構造間の良好な感覚運動統合によって達成されます。感覚の不一致がある場合、中枢神経系が正確でない感覚情報を区別できず、めまいや不安定感が起こることがあります。

はい、これで嫌になった方もいると思います。

でも安心してください!

噛み砕いていきますからね!!

姿勢制御の中身をわかりやすく説明

ざっくり図解してイメージすると良いです!

こちらをご覧ください!

安定性は、手足を使ってなんとか支持基底面内にCOM(質量中心)を維持しようとすることで、
定位は支持基底面に対してCOM(質量中心)を維持するために手足の位置を調整するといったイメージになってきます。

右側の人がなぜ転ばないのか?は、定位がしっかりできているからですね。ただ一瞬静止している一場面ですので、このままを維持するには平衡能力が必要となるため左の安定性といった要素が重要になります。

平均台をイメージすると良いのですが、手足を使ってバランスを取りますよね。しかし、その際に手の位置が体幹の動きがどうなればバランスが取れて安定するのか?が重要になります。
つまり定位と平衡(安定性)はお互いに相互作用することで姿勢制御というものを行なっていると考えられます。

質量中心とは…体内のすべての質量が集中していると想定される点です。これは体の重量が均等に分布している点であり、運動の分析や姿勢の制御において重要です。人体では、質量中心は通常、体の中央近くに位置しますが、姿勢や動きによってその位置は変動します。たとえば、腕を振る、しゃがむ、ジャンプするなどの動作では、質量中心は動きに応じて上下左右に移動します。これを理解することで、バランス、安定性、運動効率の最適化が可能となります。

姿勢制御の目的はこういった反応を使って、支持基底面からCOMが逸脱しないようにすることとなってきます。

なんのために、そんなことを行うのでしょうか?

それは「転倒しないようにするため」ですね。

転倒しないために姿勢制御は重要になってきます。

私たちが立っている際には体の中心にあるCOMですが、その中でも心臓の拍動や呼吸などによってもCOMは常に動きますし、手を動かせば当然手の位置が変化するためCOMも変化します。

その結果見られるのが足底圧中心の変化(重心の移動)です。

イメージはこんな感じ。

つまり足底の支持基底面からCOMが外れたら当然転倒するわけですが、これをなんとか保とうとする力が常に働いており、それが「姿勢制御」だよ、というわけですね。(ざっくりですが)

※BOS(Base of Support、支持基底)からCOM(Center of Mass、質量中心)が逸脱すると転倒するリスクが高まります。BOSは体が接触している地面の領域を指し、安定性を提供します。COMがこのBOS内にある限り、体は安定した状態を保ちます。しかし、COMがBOSの外に移動すると、体は不安定になり、バランスを失って転倒する可能性があります。したがって、転倒を避けるためには、COMをBOS内に保つことが重要です。繰り返しになりますが、その能力が姿勢制御能力ということですね。

まとめ

姿勢制御についてざっくりと解説してきました!

姿勢制御は「転倒しないための仕組み」であり、

その中身はCOMを計算して、BOSから外れないように制御することです!

その制御は「定位」と「安定性(平衡)」で行われています!

その定位と安定を行なっているのは、筋肉ですが、それを制御しているのは中枢神経系です!

またその中枢神経系が体からの情報を受け、そして出力をしているんですが、それが皮質○○路と呼ばれる神経経路なわけですね!

またその神経経路がどのようにして、COMをコントロールしているか?は運動学や解剖学の知識が必須になってきます。

ですが、まずは今回の知識を知らなければ神経系を学んでも、「抗重力伸展活動」みたいなざっくりとした言葉で思考が停止してしまうので、まずは基本となる知識をざっくりとでもいいので理解することが大切だと思います!

最後まで見ていただきありがとうございました!